2022年5月16日(月) 新潟県立三条高等学校にて、【生徒のSOSを受け止めるために】をテーマに教職員の皆様へ味方になりきるコミュニケーション講座をお伝えさせていただきました。
御校では3年連続、新潟県ゲートキーパー協会へのご依頼を頂きまして、3年目の今年は、新潟県教育委員会監修の【新潟県自殺予防教育プログラム(高等学校編)三訂版に沿って、【生徒のSOSを受け止めるためのコミュニケーションを教員が学び、生徒に伝えること】を目的とする講座をお伝えさせて頂きました。
研修前におこなった2つのアンケートは研修最後に教師の皆様へ、そのまま感じてもらい、より良き相談者・SOSキャッチのために活かして頂きたいと思います。本題に入る前に、緊張をほぐす目的でおこなった「肩たたき」は皆さん緊張がほぐれ、統計というリアルな数字が示す重大な意味と重い課題の前に、場の空気が軽やかにスタートすることができました。
コロナ禍において、ペアでおこなう手のワークもここ最近なかなか出来なかったのですが、御校様のご配慮で体感して頂くことができました。先ずは校長先生自ら、体験し「○○○○気持ち」を感じて頂きました。
事例として、「こんな時、あなたならどんな言葉を生徒に掛けてあげますか?」という問いに対して、突然 教頭先生に問いかけさせて頂きましたが、とても真摯に考え答えて頂きました。
傾聴の大切さをお伝えしながら、子どもの自殺の原因や特徴・相談できない時の心理・変化に気づくサインの数々を紹介。ワークを取り入れながら【TALKの原則】【対応の原則】【対応への留意点】を中心にお伝えし感じて頂きました。ひとりひとりが味方になりきることも大切ですが、チームとしてみんながゲートキーパープロジェクト&味方になりきるコミュニケーションの重要性を、私達ゲートキーパー講師も2人チームでお伝えし、まとめさせていただきました。
講座の終りに、夏休み終りの生徒の気持ちに寄り添う先生からのご質問を受け、講座終了後にもナイーブな問題に対して、「この問いかけは適切なのでしょうか?」と言ったご質問を頂戴しました。熱心に生徒に寄り添う気持ちを感じることが出来て大変嬉しくなりました。
1時間があっという間の研修でしたが、校長先生、教頭先生、今回の研修を企画、担当して頂いた先生と講師2人で振り返りの時間を共有する機会も頂きました。生徒に寄り添い、生徒のSOSを見逃さない学校づくりに向け、現状を踏まえ、今後も職員間で情報を共有し、組織的に対処するという先生方の子どもたちに対する熱い想いに感動致しました。
『味方になりきるコミュニケーション』の輪が少しずつ広がりますように☆彡
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