2022年6月30日(木) 新潟県立新発田商業高等学校にて、【生徒のSOSを受け止めるために】をテーマに教職員の皆様へ味方になりきるコミュニケーション講座をお伝えさせていただきました。
校内教員研修会は今年で3年目ということで、これまでの2回は、担当の先生が自前で資料を作成し、ゲートキーパーについて学び、新潟県教育委員会監修の【新潟県自殺予防教育プログラム(高等学校編)】に沿った、授業の進め方等について研修をされていたそうですが、今年は専門的な知見からのお話が聞いてみたいということで企画して頂きました。
三訂版を基本に【SOSの出し方授業】の事前研修として当協会が初めてご依頼いただきまして、講座をお伝えさせて頂きました。
研修前に2つのアンケートをおこないました。研修の最後に先生方皆さんが、そのまま感じてもらい、より良き相談者・SOSをキャッチするために活かして頂きたいと思います。
ペアでおこなう手のワークも、御校様のご配慮で体感して頂くことができました。お忙しい中で大勢の先生方に参加して頂き大変感謝しています。
今回はあえて、校務の都合で講座に遅れて参加された先生に突撃の依頼! 皆さんの前に出て、感じる手のワークを体験してもらい、インタビューさせて頂きました。「何が何だか分らないけどやってみました」と、応えてくださり、感じたまま率直に発信して頂けたことに感謝でした。
傾聴の大切さをお伝えしながら、子どもの自殺の原因や特徴・相談できない時の心理・変化に気づくサインの数々を紹介。ワークを取り入れながら、【TALKの原則】、【対応の原則】、【対応への留意点】を中心にお伝えし、感じて頂きました。一人ひとりが味方になりきることも大切ですが、チームとしてみんながゲートキーパープロジェクト&味方になりきるコミュニケーションの重要性をということで、私達ゲートキーパー講師も2人チームでお伝えさせていただきました。
事例として、「こんな時、あなたならどんな言葉を生徒に掛けてあげますか?」という問いに対して、突然 校長先生に質問!即座に考えて、そして、とても真摯に答えて頂きました。講座修了後にも校長先生から『チーム全体でひとりの生徒を見ていく』という力強いお言葉を頂き、お伝えしたかったことを、キャッチして頂きまして感謝申し上げます。
初めてのご依頼にて研修を受講して頂いた先生方も資料を振り返り、咀嚼して、ご自分の言葉に代えて、大切な生徒さん達へ感じる授業を伝えて頂ければ嬉しく思います。
研修会終了後に、校長先生と今回の研修を企画担当して頂いた先生と講師2人で振り返りの時間を共有する機会も頂きました。生徒に寄り添い、【SOS】を見逃さない学校づくりに向け、現状を踏まえ、今後も職員間で情報共有し、チームで見守っていって頂ければと存じます。ありがとうございました。
『味方になりきるコミュニケーション』の輪が少しずつ広がっています☆彡
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