top of page
検索
長谷川淳子

新潟県立有恒高等学校 教職員・保護者向け研修のご報告

2022年7月4日(月) 新潟県立有恒高等学校にて、【SOSの受け止め方】をテーマに教職員および保護者の皆様へ味方になりきるコミュニケーション講座をお伝えさせていただきました。


御校での、教職員および保護者向けのゲートキーパー講習は3年目となり、先生方の意識も高まり、いい影響が出ているとの思いの中でのお依頼となりました。


御校のより、『授業を行う中で、講座で学んだことをなかなか伝えられない』『情報を共有する時に、いろんな考えを聞けありがたい反面、対応方法に迷う』とのご相談を受け、体験のワークにて “多様性” “優越性” “違和感” そして、【真の主訴】を捉えるための “伝達” の大切さを取り入れながら、子どもの自殺の原因や特徴、相談できない時の心理、対応の仕方、周囲または自身の体が自らだすSOSに気づく大切さ、認め合う大切さ等をお伝えし、TOLKの原則を振り返りました。


また今回は、柏崎市福祉保健部 健康推進課 地域保健係様より講座を見学いただきました。


☆教職員の方からの感想やご意見 『チームで対応するメリットの中に、自分自身のメンタル負担軽減に繋がるということに気付いた。“味方だよ”を相手が感じることができるような聴き方を心がけたい。』 『聴きたいことを聴いていないか深く反省した。自分の価値観を脇に置くことが大切だと気づいた。3回ほどお話を伺いましたが、毎回、新たな気づきがあります。』 『正しく人の話を聞くことの難しさを実感しました。人の気持ちに寄り添うためにしっておかなければいけないことが多くあることを実感しました。』 『今まで経験的に捉えていた生徒指導、教育相談に課題があり、反省点が見られた。今日の研修を今後に活かして行きたいと思います。』

☆保護者の方からの感想やご意見 『昨年は、何となく他人事のような気持ちできいていたけど、体を使ったりゲーム感覚だったりでとても分かりやすかった。 リストカット等の自傷行為をやってはいけないと言うのではなく、それを受け入れる。傷に対してお疲れ様の気持ちで撫でてあげる。話をしてくれてありがとうの気持ちを伝える。その気持ちをしっかり聴いてあげるということができればいいなと思います。』

☆柏崎市福祉保健部 健康推進課 地域保健係様からの感想やご意見 『味方になりきるコミュニケーションについて、相手との信頼関係を築き、安心して話ができる関係づくり、メッセージを伝えて行きたいと感じました。今後もご指導いただきながら、命を守るために取り組んで行きたいと思います。』 『自傷・自殺を暗いイメージではなく、今回のように楽しい雰囲気の中で取り扱い啓発している心に残る研修会でした。心温まる研修を柏崎にも取り入れたいです。』


生徒に寄り添い、生徒のSOSを見逃さない学校づくりに向け、教育相談体制を充実させるとともに、職員間で情報を共有し、組織的に対処するという先生方の子どもたちに対する熱い思いに感動させていただきました。


“味方になりきるコミュニケーション”の輪が少しずつ広がることを願って





閲覧数:8回0件のコメント

Comments


記事: Blog2_Post
bottom of page