2022年6月4日(土)長岡市立太田小中学校にて、【SOSを受け止めるには】をテーマに保護者と教職員の方へ味方になりきるコミュニケーション講座をお伝えさせていただきました。
今回は、長岡市福祉保健部 健康課様と連携して講座を行うという初めての試みであり、太田小中学校様から、『ひきこもりの状態、もしくは、ひきこもりがちになる児童・生徒さんを抱えるご家族さまへ』をテーマとした講座というご要望でした。
ひきこもりをテーマとした講座は初めてでしたので、【子どもの真のSOSは?】を
1状態は、体が自ら出してくれた大切なサインであること
2真のSOSを受け止めないと誤解を生じさせ、溝を深める結果になること
3心のダメージを回復させることが大切になること、
傷が癒えるプロセスを行ったり来たりしながら、個人差はあるものの回復していくと言われていることを説明した上で、心と体で感じていただきながら、子どもの訴えや困り感についての理解や“SOSを受け止める”大切さの理解を深めていただく講座構成としました。
保護者の方からの感想を一部紹介します。
〇悪いところにばかり目が行き、頑張ったところに気付けず、褒めてあげれないことが多々あります。その都度、立ち止まり「味方になりきり」全身で思いを受け止めてあげたいと思いました。
〇苦しんでいる子どもを目の前で見ると「何とかしなくては」と思って、あれこれ言いたくなってしまうが、まずは信じきることを意識して話に耳を傾けたい。
〇変化のサインが日常では、ささいなことに感じられるけれども、それを見逃さない。たいしたことないと気にしないようにしていたが、大切にとらえたい。
〇SOSの受け止め方、とてもたくさんの気づきがあった。子どもも大人も完璧な人はいないので、泣いてもいいよ、できなくてもいいよ、SOSを出してもいいよ、というメッセージをもらうと、とても安心できる。
〇最後のスライドを拝見して涙が出ました。今もどこかで辛い思いをし、悩んでいる人がい
る。今後、私が相談をされることがあれば、その時きちんと対応できるだろうかと。今自分にできることが傾聴し、思いを受け止めること。少しでも役に立ちたいを思いました。
〇心の問題が社会で取り上げらえることが多くなってきたので、講座をタイムリーに聞けて良かった。
このように長岡市福祉保健部 健康課様と連携して講座を行わせていただけたことは、『SOSを出す側』『受け止める側』双方の大切さをご参加いただけた皆さまのご理解をスムーズにし、支え合う社会に必要性を自分事として感じていただける機会になったのではないでしょうか。
長岡市福祉保健部 健康課様の熱意と働きかけ、また、開催させていただけました太田小中学校様に深く感謝申し上げます。
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